TRIAL LESSON

体験授業・初回相談の
作り方。

小さな教室を始めるとき、最初の入口になるのが体験授業や初回相談です。

ただ無料で試してもらうだけではなく、相手の状態を知り、教室の価値を伝え、次の申込へ自然につなげるための設計が必要です。

体験授業は、
ただのお試しではありません。

体験授業や初回相談を作ろうとすると、「無料にするか有料にするか」「何分にするか」「どこまで教えるか」で迷うことがあります。

でも本当に大切なのは、体験授業を単なるお試しとして置くのではなく、教室と相手が合うかどうかを確認する入口として設計することです。

生徒や保護者にとっては、教室の雰囲気や方針を知る時間。教室側にとっては、相手の課題や期待を理解する時間。その両方がそろって、次の案内が自然になります。

DESIGN THE ENTRANCE

最初の入口を整えると、
教室の案内がしやすくなる。

体験授業や初回相談は、募集文やWEBページとつながっています。

何をするのか、どんな人に向いているのか、終わったあとに何を案内するのかが決まっていると、申込前の不安を下げることができます。

体験の入口で決めること

無料か有料か

何分で実施するか

誰が対象か

何を確認するか

どこまで教えるか

最後に何を案内するか

体験授業でよく起こる迷い

01

無料にするか、有料にするか

無料は申し込みやすい一方で、軽く見られやすいこともあります。有料は本気度を確認しやすい一方で、申込のハードルが上がることもあります。

02

授業をどこまで見せるか

全部を見せようとすると重くなり、短すぎると価値が伝わりにくい。体験で見せる範囲をあらかじめ決めることが大切です。

03

保護者に何を伝えるか

特に子ども向け教室では、本人だけでなく保護者が納得できる説明も必要です。指導方針や通い方を言葉にしておきます。

04

次の案内ができない

体験後の流れが決まっていないと、せっかく関心を持ってもらっても申込につながりにくくなります。

FLOW

体験授業は、
流れで設計すると考えやすい。

体験授業や初回相談は、「何を教えるか」だけでなく、最初から最後までの流れで考えると作りやすくなります。

申込前の案内、当日のヒアリング、短い体験、現状のフィードバック、通常メニューの説明、次の申込方法。この一連の流れを整えておくことで、無理な営業をしなくても自然に次へつなげられます。

体験授業は、売り込みの場ではありません。相手にとっても教室にとっても、続ける意味があるかを確認する時間です。

料金設定の考え方も読む

体験授業・初回相談の基本構成

STEP 1

申込前の説明

対象者、所要時間、料金、当日の内容、持ち物、実施方法をあらかじめ案内します。

STEP 2

ヒアリング

現在の課題、希望、学習状況、通い方の希望などを確認します。ここで相手の前提を理解します。

STEP 3

短い体験

教室の方針や指導スタイルが伝わるように、範囲を絞って実施します。

STEP 4

フィードバック

良かった点、課題、今後の方向性を簡潔に伝えます。ここで信頼感が生まれます。

STEP 5

次の案内

通常メニュー、料金、開始時期、申込方法を落ち着いて案内します。

STEP 6

申込導線

公式LINE、メール、フォームなど、どこから申し込むのかを明確にします。

WRITE IN NUMBERS

体験の中身は、
数字で書く。

教室サイトを98件調べたとき、申し込みやすそうに見えた教室は、体験の中身を数字で書いていました。たとえば次のような書き方です。

書き方の例伝わること
60分×4回+入会金無料何回、どれだけ受けられるか
2回まで無料1回で決めなくていいこと
体験の総額1,000円最後にいくら払うか
初回無料・2〜5回目は1,000円段階を踏んで試せること

「お気軽にどうぞ」「まずは体験から」だけでは、何分で、何をして、いくらかかるのかがわかりません。わからないことが一つあるだけで、人は申し込みを先延ばしにします。

勧誘への不安を、先に消しておく

「体験のあとに電話で営業はしません」「無理に入会をすすめません」。こうした一行を体験の案内に書いている教室がありました。保護者がいちばん気にしているのは、断りにくくなることです。先に書いておけば、その心配がひとつ減ります。

体験の案内に書く項目(記入例)

対象:中学1〜2年生(数学が苦手な人)
時間:60分・1回
料金:無料
当日すること:前回のテストを一緒に見て、つまずいている単元を1つ解き直します
持ち物:最近のテストか教科書
体験のあと:通い方と料金をご説明します。その場で決めなくて大丈夫です。電話での営業はしません。

※記入例です。内容と料金は教室に合わせて決めてください。

体験授業を作ると、
募集文も書きやすくなります。

体験授業の内容が決まると、募集文やWEBページに書くことも自然に見えてきます。

誰向けの体験なのか。何分なのか。何をするのか。終わったあとに何がわかるのか。申込はどこからするのか。

これらが整理されていると、読者は安心して申し込めます。逆に、体験授業の設計が曖昧なままだと、募集文も「とりあえず来てください」という弱い案内になりやすくなります。

募集文が書けない理由と整え方を見る

SMALL START

最初は、小さな体験設計でいい。

最初から完璧な体験授業を作ろうとしなくても大丈夫です。

まずは30分の初回相談から始める。60分の体験授業にする。親子面談を中心にする。オンラインで実施する。教室の形に合わせて、小さく設計すれば十分です。

大切なのは、相手が安心して申し込めること。そして、体験後に次の案内ができることです。

小さく始める考え方を見る

STARTER KIT

体験授業や初回相談まで、
教室の入口として整えたい方へ。

スクール開業スターターキットでは、教室名・コンセプト・対象者・メニュー・料金・体験授業・募集文・申込導線・簡易WEBまでを一度形にします。

体験授業だけを単独で作るのではなく、教室の全体設計の中で、次につながる入口として整えていきます。

体験授業は、
最初の信頼を作る場所です。

体験授業や初回相談は、ただの入口ではありません。そこで教室の考え方、関わり方、続ける意味が伝わります。

だからこそ、思いつきではなく、小さくても設計しておくことが大切です。